ボルダリング検定@プレイマウンテン名古屋IC店
2月16日(土)プレイマウンテン名古屋IC店で、ボルダリング検定を受講してきました。
ボルダリング検定は、クライマーのクライミング能力技能を日本クライミングジム連盟が評価し、段級の認定と登録を行う、スポーツ技能検定です。
2017年にスタートし、全国で約100のジムが加盟しているジム連盟が各地で開催を行っています。
2017年度は、東京・奈良での2回開催。2018年度は、東京・大阪・愛知で開催される事となり、ジムを運営している立場から、いつもお世話になっているプレイマウンテンさんで受講しました。
検定会ですので、通常のコンペと異なり、他者と競うわけでなく、あくまで、自身の技能を試す希少な機会でもあり、クライミングの魅力のひとつである「自己への挑戦」という純粋な気持ちで臨みました。
しかしながら、当日の会場の雰囲気は、一昨年のボルダリングジャパンカップ予備予選と同様に、アイソレーションゾーンから入場、競技時間まで課題が見れない状況でしたので、他の検定者とワイワイと雑談する感じもなく、コンペの決勝戦と同様の緊張感に包みこまれました。
検定中は、BGMなしと大勢のギャラリーがいない状況、検定委員・セッター陣が見守る環境で、自分の登りを審査して頂くことは、さらなる緊張感を味わいました。
検定は、60分間のセッション形式で、5課題のうち、3課題の完登で合格となります。完登数で、ブロンズ・シルバー・ゴールドと等級数が変わりますので、1級から5級まで、15段階の評価制です。
緊張感を持ちながら、いきなり自分の限界グレード、オンサイトグレードにトライするわけですから、最初は、身体が動かない、1トライ毎に息が上がるという、コンペに慣れていない自分には、楽しさよりも、厳しさを感じました。
検定後、セッターからのフォローアップで課題説明があったのは、非常に有意義でした。
ひとつひとつの課題に、「強度(intensity)」「複雑(complexly)」「危険(risk)」が含まれていて、3要素のうち特化している要素が、課題の特徴であるとお話しがありました。
過去にも「パワー・トリック・リスク」で課題は構成されていると教わったことを思い出し、課題を設定、登ることに対し、重要な要素であることを再認識しました。
また、フォローアップでは、想定ムーブの説明がありました。そこで、自分が想定で登れず、パワーだけで登っていたことには、実力不足を感じました。
委員の方からは「落とす課題を設定していないので、相応の実力があれば、必ず登れる課題」「エントリーメンバーで課題を構成している」と伺い、あらためて、検定会がクライミングをスポーツ化を担う最初の取り組みであり、非常に大切な活動と認識しました。
外岩では、小川山の「エイハブ船長」が1級のスタンダードとされているように、今日、インドアを中心にクライミングを楽しまれている方には、コンペだけでなく、このような検定会に参加し、自己の能力を客観視するには非常にオススメです。
ボルダリングハウスノットは「難しい~」とご利用者さまからコメントをいただきます。これは、上記の3要素のうち、偏りがあるかもしれません。
今後は、検定会で感じたことをセットに活かし、見た目が難しいそう、楽しそう、でも、登れるという課題を提供したいと思います。4月には、全面ホールド替えを予定していますので、今後のボルダリングハウスノットにご期待下さい!
よろしくお願いします。
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