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ボルダリングにおけるプロテインとエナジードリンクのメリット・デメリットとは?

更新日:2024年12月7日

ボルダリングは全身の筋肉と集中力を必要とするスポーツです。そのため、多くのクライマーが疲労回復やパフォーマンス向上のための栄養補給に関心を持っています。特に注目されているのが、プロテインとエナジードリンクの活用です。


実際に、当ジムを利用される方々の中にも、トレーニング後にプロテインを摂取したり、トレーニング中にエナジードリンクを愛用されている方が多くいらっしゃいます。


一方で、興味深い事実として、当ジムでルートセットを担当される元日本代表選手や国内トップクライマーの方々は、セット作業中にこれらの補助食品を摂取することは稀です。


私は公認スポーツクライミング指導者として、アンチドーピング研修を受講した経験があります。その中で「選手は基本的にビタミン剤を摂取しない」という指導を受けており、プロテインやエナジードリンクについても同様の考え方が適用されます。


そこで本記事では、一般のクライマーの視点から、ボルダリングにおけるプロテインとエナジードリンクの活用について、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。



【プロテインとは?】

プロテインは日本語で「タンパク質」を意味し、筋肉だけでなく、内臓、髪の毛、爪など、体の様々な部分を構成する栄養素です。


日常の食事だけでは、ボルダリングのような激しい運動を補うのに必要なタンパク質量を十分に摂取するのが難しい場合があります。例えば、18歳以上の男性が1日に推奨されるタンパク質摂取量は約65gですが、ボルダリングでの消耗を補うにはさらに多くのタンパク質が必要です。このような状況で、効率的にタンパク質を補えるのがプロテインです。


【エナジードリンクとは?】

ボルダリングは体力と集中力を要するスポーツであり、エナジードリンクはそのパフォーマンスを短期的に向上させる手段として注目されています。エナジードリンクにはアルギニンやカフェイン、糖類、ビタミン類などが含まれており、これらの成分が体に即効性のエネルギーを供給します。


 

【ボルダリングでプロテインを利用するメリット】

ボルダリングでプロテインを利用することには、下記のメリットがあります。


・筋肉の回復をサポートできる!

ボルダリングは全身の筋肉を駆使するスポーツであり、筋肉繊維に小さなダメージが生じることがあります。筋肉が修復される際には、十分なタンパク質の補給が必要です。


・疲労を軽減できる!

ボルダリング後、次の日に向けて体を整えるためには、十分に栄養をとる必要があります。就寝前にプロテインを摂取することで、睡眠中に筋肉へアミノ酸を供給し、疲労回復を促進できます。


【ボルダリングでプロテインを利用するデメリット】

ボルダリングでプロテインを利用することには、下記のようなデメリットもあります。


・過剰摂取による健康リスクがある

プロテインの摂りすぎは体に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、必要以上にタンパク質を摂取すると、エネルギーの余剰分が脂肪として体に蓄積され、体重増加の原因になることがあります。また、タンパク質を分解する際に発生する老廃物を処理するため、腎臓に負担がかかります。特に、腎臓に病気を抱えている方は注意が必要です。


・消化や吸収に関する問題がある

プロテインの摂取によって、胃腸への負担を感じる人もいます。腹部の不快感や下痢などの消化不良を引き起こす可能性があることに注意が必要です。


・摂取タイミングが難しい

プロテインは摂取タイミングが重要であり、これを誤ると期待した効果が得られない場合があります。例えば、ボルダリング後に摂取が遅れると、筋肉の修復や回復が十分に行われません。また、夜遅くにプロテインを摂取しすぎると、胃腸に負担がかかることで腹部膨満感や胃痛が起こり、睡眠が妨げられることもあります。


・コストの問題がある

質の高いプロテイン製品を継続して購入するには、一定のコストがかかります。特にホエイプロテインや持ち運びに便利なバータイプの製品は比較的高価です。


 

【ボルダリングでエナジードリンクを利用するメリット】

ボルダリングでエナジードリンクを利用することには、下記のメリットがあります。


・エネルギー補給できる!

エナジードリンクには糖類が含まれており、体に素早くエネルギーを供給します。また、ボルダリング前やセッション中に摂取することで集中力を高め、パフォーマンスを向上させる効果も期待できます。特にカフェインは中枢神経を刺激し、眠気を覚ますだけでなく、反応速度や注意力を向上させる役割を果たします。


・疲労感の軽減と持久力の向上が期待できる!

エナジードリンクに含まれるアルギニンやビタミンB群は、筋肉の疲労回復を助け、持久力を高める作用があります。特にビタミンB群はエネルギー代謝を促進し、効率的に体を動かすために必要な栄養素です。長時間のセッションや連続した運動でも、エネルギー切れを防ぐことができます。


・携帯性と手軽さに優れている!

エナジードリンクはコンパクトな缶やボトルで提供されており、クライミングジムやアウトドアの場でも簡単に摂取できます。準備が不要で、飲むだけで即座に効果が期待できるため、クライミング中の合間の短い休憩時間でも手軽にエネルギーを補給できるのがメリットです。


・筋肉疲労を軽減できる!

一部のエナジードリンクにはアミノ酸(BCAAやアルギニンなど)が含まれており、筋肉の分解を抑え、筋肉疲労を軽減する効果が期待できます。特に長時間のボルダリングでは、筋肉の分解を抑える成分が役立ちます。


リカバリーとしては、ユーピーアスリートの【EAA6400+NO】がおすすめです。個包装で使いやすく、手軽に試すことができます。また、アルコールの分解を促進する効果もあるため、忘年会シーズンの強い味方となります。



【ボルダリングでエナジードリンクを利用するデメリット】

ボルダリングでエナジードリンクを飲むことには、下記のデメリットもあります。


・エネルギー切れを起こす可能性がある

エナジードリンクは糖分を多く含むものが多く、摂取後に急激なエネルギー供給を得られる一方で、その効果が切れると急激な疲労感や集中力の低下を感じることがあります。


・カフェイン過剰摂取のリスクがある

エナジードリンクには多量のカフェインが含まれており、摂取量が過剰になると不眠や心拍数の増加、手の震え、神経過敏などの副作用を引き起こすことがあります。また、夜間のボルダリングジムでのセッション中や遅い時間帯に摂取すると、睡眠の質が低下し、体の回復が妨げられる恐れもあります。


・脱水症状のリスクがある

エナジードリンクに含まれるカフェインは利尿作用があるため、体内の水分が排出されやすくなります。ボルダリング中に汗をかきやすい環境では、エナジードリンクだけに頼ると脱水症状を引き起こすリスクが高まるため、適切な水分補給を同時に行うことが大切です。


・糖分による健康への影響が懸念される

エナジードリンクは糖分が多いため、頻繁な摂取は体重増加や虫歯のリスクを高めるだけでなく、血糖値の乱高下を引き起こします。血管やインスリンを分泌する膵臓に負担がかかり、長期的な健康に悪影響を及ぼしかねません。


・依存性のリスクがある

カフェインや糖分による一時的な集中力や覚醒効果に依存し、エナジードリンクがないとボルダリングでのパフォーマンスを発揮できないと感じるようになることがあります。エナジードリンクへの依存につながる可能性があることに注意が必要です。


 

【ボルダリングではプロテインとエナジードリンクは正しく活用しよう!】


プロテインとエナジードリンクを適切に活用することで、ボルダリングのパフォーマンス向上や疲労回復が期待できます。プロテインは運動後の筋肉の修復と成長をサポートし、エナジードリンクは必要な場面での即効性のあるエネルギー補給として役立ちます。


ただし、最も重要なのは、バランスの取れた食事と十分な睡眠です。特に平日夜にボルダリングを楽しむ社会人の方は、睡眠時間の確保を意識することをお勧めします。


プロテインやエナジードリンクはあくまでも補助食品です。過剰摂取や依存を避け、自身の体調や目標に合わせた適切な利用を心がけましょう。これにより、ボルダリングをより快適に、そして長く楽しむことができます。健全なクライミングライフの実現には、技術と体力の向上と同様に、こうした基本的な生活管理も重要な要素となります。


 

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