ボルダリングのベストシーズンはいつ?【冬場におすすめな理由を徹底解説】
更新日:1月19日

ボルダリングのベストシーズンはいつだろう?と思っている方、多いのではないでしょうか?一般的には春や秋が最適と思われがちですが、実は冬こそボルダリングを楽しむ絶好のシーズンなんです!今回は、ボルダリングハウスノットのオーナーとして、冬がボルダリングに最適な理由を徹底解説していきます。
ボルダリングの基本と楽しみ方

ボルダリングは、特別な道具を使わず、自分の体一つで岩や壁を登るスポーツです。シンプルながらも奥が深く、多くの人を魅了しています。ボルダリングジムには、様々な難易度や種類の課題が設定されています。初心者向けの簡単な課題から、上級者向けの難しい課題まで、自分のレベルに合わせて挑戦することができます。課題をクリアできたときの達成感は格別です。
冬は特に人気を集めるボルダリングですが、実は1年を通して楽しめるスポーツなんです。冬はホールドが乾いていて、より保持感が良くなり、高難度の課題に挑戦できる絶好の機会。一方、春夏秋は、自然の中でボルダリングを楽しむことができます。もちろん、冬の岩場はジムで努力してきた成果が発揮できる季節ですが、冬以外の季節ごとに異なる魅力があるからこそ、飽きずに長く続けられるのがボルダリングの魅力です。
ボルダリングに適したシーズン別メリット
ボルダリングは、一年を通して楽しめるスポーツですが、それぞれの季節に違った魅力があります。春夏秋冬、それぞれのシーズンのメリットを詳しく見ていきましょう。
春:自然の中でボルダリングを始めよう!
新緑が芽吹き、花が咲き乱れる季節。自然の中でボルダリングを楽しむには最適なシーズンです。 寒すぎず暑すぎず、快適な気温でボルダリングできます。フリークライミングの日本の代表地である小川山のGWは、ボルダリングだけでなく、リードクライミングを楽しむ方も多く、一年で一番の混雑となります。
夏:熱中症対策を忘れずに!
夏は汗をかきやすいので、脱水症状に注意が必要です。こまめな水分補給を心がけましょう。おすすめなのは、当ジムでも販売しております「ユーピーアスリート・クレアルカリン」です。スポーツドリンクやエナジードリンクよりも低カロリーですので、体重を気にする事なく、摂取できます。もちろん、都会と違って空気が澄んでいる自然の中では、日焼け止めを塗ったり、帽子やアームカバーを着用するなど、日焼け対策も大切です。冷房の効いた室内でのボルダリングとは違った、川や山など、標高の高いエリアでは快適にでボルダリングを楽しむことができます。
秋:紅葉を見ながらボルダリング!
夏の暑さが和らぎ、過ごしやすい気候になりますが、蚊、ブヨ、蜂の活動も活性化していますで、虫除け対策は忘れずに。おすすめは、園芸用の虫除けスプレーです。しかしながら、紅葉した木々を見ながらボルダリングを楽しむことができる季節でもあるので、特に9月・10月の連休期間中は、どこの岩場もクライマーが集まります。キャンプと合わせて楽しむのも、おすすめの季節ですね。
冬:寒いけど、保持力が高まる!
冬は湿度が低いため、ホールドが乾いていて滑りにくく、より保持感が良くなり、繊細かつダイナミックななムーブを楽しむことができます。しかしながら、岩場では日照時間が短くなりますので、必ずヘッドライトの携帯してくださいね。また、 冬はやはり、寒いので他の季節と比べてジムが空いていることが多いので、自分のペースでトレーニングできます。
冬場がボルダリングに最適な理由

冬は、ボルダリングを楽しむ上で多くのメリットをもたらす季節です。その理由として、以下の点があげられます。
指が滑りにくい
ホールドが乾燥している:冬は湿度が低いため、ホールドが乾きやすく、指が滑りにくくなります。これは、より繊細なムーブを可能にし、難易度の高い課題に挑戦しやすくなることを意味します。
チョークの効きが良い:チョークは、手の汗を吸収し、ホールドとの摩擦力を高めるための道具です。冬の乾燥した空気は、チョークの性能を最大限に引き出し、より確実なグリップを確保できます。
空気が乾燥している
湿度が低い:夏に比べて湿度が低い冬は、汗をかきにくいため、ホールドが濡れる心配が少ないです。特に、手のひらや足の裏が汗でベタついてしまうと、ホールドをしっかりと掴むことができず、滑落の原因となることがあります。
集中力が高まる:乾燥した空気は、集中力を高める効果も期待できます。より冷静に課題に取り組むことができ、パフォーマンスの向上につながります。
体力消耗が少ない
体温維持:冬は体温を維持するために、体が自然と活動量を増やそうとするため、ウォーミングアップがより効果的に行えます。
怪我のリスク軽減:冬は、筋肉が冷えやすいというデメリットもありますが、適切なウォーミングアップを行うことで、怪我のリスクを軽減することができます。
冬場のボルダリングで気を付けたいこと

冬の冷たい空気が肌を刺す季節、アウトドアだけでなく室内スポーツにも寒さの影響は少なからず現れます。ボルダリングはその魅力や楽しさから、季節を問わず多くの人に親しまれていますが、特に冬場には特有の注意点があります。体が冷えた状態ではケガのリスクが高まるだけでなく、指先の感覚やフットワークにも影響を及ぼすことがあります。そこで今回は、冬場のボルダリングを安全かつ快適に楽しむために気を付けたいポイントをお伝えします。この季節ならではの工夫を取り入れ、充実したクライミングライフを楽しみましょう!
寒さによる体の硬直に注意(ウォーミングアップの重要性)
冬場のボルダリングで特に注意したいのが、寒さによる体の硬直です。寒い環境では筋肉や関節が冷えて柔軟性が低下し、動きが硬くなる傾向があります。この状態で無理に体を動かすと、筋肉や腱に過剰な負担がかかり、捻挫や肉離れなどのケガに繋がりやすくなります。そのため、ウォーミングアップは通常以上に重要です。
全身を温める運動を取り入れる
軽いジョギングやジャンピングジャックなど、全身を使った動きで体温を上げることから始めましょう。5~10分程度で心拍数が少し上がるくらいを目安に行うと効果的です。
ダイナミックストレッチで柔軟性を高める
静止するストレッチよりも、動きながら筋肉を伸ばすダイナミックストレッチがおすすめです。肩や腕を大きく回したり、脚を振ったりして、クライミングで使う主要な筋肉をほぐしましょう。
指や手首の準備運動を忘れない
ボルダリングでは特に指や手首を酷使するため、これらの部分も丁寧にほぐす必要があります。ゴムボールを握る動作や、手首を回す運動を取り入れると、指先まで血流が行き渡りやすくなります。
軽いトライから始める
いきなり高難度の課題に挑戦するのではなく、まずは低グレードの課題で体を動かし、クライミング特有の動きに体を慣らしていきましょう。
ウォーミングアップはケガを防ぐだけでなく、パフォーマンスの向上にもつながります。体が十分に温まると可動域が広がり、スムーズなムーブが可能になります。寒さに負けず、楽しく安全なクライミングを楽しむために、ぜひしっかりと準備を整えてから挑みましょう!
冬季特有の乾燥で手指が荒れやすい(クリームやケア用品の紹介)
冬のボルダリングで意外と見落とされがちなのが、乾燥による手指の荒れです。寒い季節は湿度が低下し、さらに室内では暖房の影響で乾燥が一層進みます。このような環境では、ボルダリングに欠かせない指先や手のひらの肌が荒れやすくなり、ひび割れや痛みの原因になることがあります。指のコンディションが悪化すると、登りにも支障をきたすだけでなく、場合によってはケガに繋がることもあるため、しっかりとケアを行うことが大切です。
おすすめのケア用品
クライミング専用バーム:各メーカーが出している指専用のケア用品は、傷の修復をサポートする成分が豊富です。当ジムでは、GRASPのハンドクリーム-アフタークライミングをおすすめしております。
自然派ハンドクリーム:香りも良く、肌に優しい成分が含まれた製品がおすすめ。ハンドクリームではありませんが、FARADAY蜜蝋ワックスを試してみてください。
医薬品系保湿クリーム:手荒れがひどい場合は、尿素やヘパリン類似物質を含んだ医薬品系のクリームが効果的です。個人的なおすすめは、ニュートロジーナのディープモイスチャー ハンドクリームです。ドラッグストアで入手しやすいのが◎
乾燥を防ぐためのケアは、クライミングライフを快適にするだけでなく、長く楽しむための大切な要素です。この冬は、手指のコンディションを整える習慣を身につけ、より良いクライミング体験を目指しましょう!
冬のボルダリングでおすすめの服装
冬場のボルダリングでも意外と汗をかく、という点は見逃せません。ジム内は暖房が効いていることが多く、登り始めれば体が温まり、特に動きの多い課題に取り組むと汗をかくことも珍しくありません。汗をそのままにしておくと、冷えから体調を崩したり、休憩中に体が冷えてしまう原因になります。そのため、冬でも汗対策を意識した服装で来ていただくのがポイントです!
汗をかいてもすぐに吸収し、肌をさらっと保てる素材のインナーがおすすめです。化繊やウール素材のドライフィットシャツは、冬のボルダリングに最適です。私たちスタッフは、パタゴニアのクール・デイリーで通年過ごしています。
冬場にボルダリングするならボルダリングハウスノット

魅力1:ジム内はいつも快適な暖かさ
「ボルダリングハウスノット」では、冬場でも体が冷えないようにしっかりと温度管理をしています。寒い外から入ってきた瞬間、ふわっとした暖かさが体を包み込み、リラックスした状態でクライミングに集中できます。さらに、適度な湿度管理で手指の乾燥を防ぎつつ、グリップ感を損なわない環境を整えています。
魅力2:初心者でも安心のサポート体制
冬からボルダリングを始める方にとっても、「ボルダリングハウスノット」は最適なスタート場所です!当ジムでは、初心者向けの講習やスタッフによる丁寧なサポートを行っています。体が冷えている冬だからこそ重要なウォーミングアップ方法や、ケガ防止のためのテクニックもしっかりお伝えしますので、安心してチャレンジできます。
魅力3:個性豊かな課題と季節限定のイベント
「ボルダリングハウスノット」では、多彩なルートが用意されており、初心者から上級者までが楽しめる課題が常に更新されています。特に冬の時期には、季節をイメージした限定課題「花餅シリーズ」など、楽しい企画が盛りだくさん!季節感を楽しみながらスキルアップできるのが当ジムの特徴です。
魅力4:クライマーに優しい設備
冬場のクライミングで気になる手指の乾燥対策も万全!ジム内には、手指ケア用のクリームやバームを設置し、登った後のコンディションケアをサポートしています。また、休憩スペースでは温かいドリンクを楽しみながら、仲間との交流や次の課題の作戦会議を立てることもできます。
魅力5:地域密着型の温かい雰囲気
「ボルダリングハウスノット」は、地元商店街の活性化を目指したジムとして、多くの方に親しまれています。アットホームな雰囲気の中で、自然と仲間ができるのも当ジムの魅力。冬の寒さも、ここでは笑顔で吹き飛ばせます!
ぜひこの冬、遊びに来てください!
寒い季節だからこそ、新しい挑戦をしてみませんか?「ボルダリングハウスノット」は、ボルダリングを通じて心も体も温まる体験を提供します。気軽に足を運んで、冬でもアクティブな時間を過ごしてみてください!スタッフ一同、心よりお待ちしています。