top of page

傾 け て 欲 し い 。

ち ょ っ と 耳 を

お

知らせ/ Blog

CHIBATORE WORKSHOP開催レポート|「力」ではなく「身体の使い方」を学ぶ2時間

6 時間前
読了時間: 5分
カラフルなボルダリング壁の前で、男女混成のグループが笑顔で手を上げて集合写真を撮っている室内ジムの様子。

2026年9月26日、名古屋市西区・円頓寺商店街のボルダリングジム「ボルダリングハウスノット」にて、千葉啓史さんによる「CHIBATORE WORKSHOP」を開催しました。


今回のテーマは、クライミングに必要な身体操作と基礎フォーム。


「もっと強く引く」「もっと強く握る」「もっと筋力をつける」


登れない課題に出会うと、つい「力が足りない」と考えてしまいます。しかし今回のCHIBATOREで繰り返し確認したのは、筋力を増やすことよりも、今持っている力を身体からホールドやスタンスへ、きちんと伝えられているかということでした。


屋内クライミングジムで、黒い服の男性が笑顔で拍手している。色とりどりのホールドが壁に並ぶ。

クライミングは筋力だけではない。まず身体を整える

最初に確認したのは、骨盤、肩甲骨、体幹の位置です。


反り腰になっていないか。肩がすくんでいないか。背中を必要以上に固めていないか。身体のどこかで力の流れが途切れてしまえば、腕や指に力があっても、それを十分にクライミングへ生かすことができません。


骨盤を後傾させ、下腹部、内もも、臀部を使う。顎を引き、腰を反らさない。一見すると地味な姿勢の確認ですが、床を押したり、ぶら下がったりすると、少し身体の位置が変わるだけでも力の伝わり方が変化します。


クライミングで「力を入れているのにうまく動けない」というとき、筋力ではなく姿勢や身体の使い方に原因が隠れていることもあります。


肩甲骨の使い方がクライミングの動きを変える

上半身では、肩甲骨の使い方を細かく確認しました。


特に印象的だったのが、肩甲骨を外側へ広げる「プロトラクション」です。床を押すとき、単に腕へ力を入れるのではなく、肩甲骨から腕を長く使うことで、手から肩、体幹までをつなげていきます。これはプッシュ系の動作だけでなく、デッドポイントやダイノなど、実際のボルダリングにもつながる身体操作です。


「脇を閉める」という動作についても、ただ肩を閉じればいいわけではありません。肩甲骨、体幹、腕。それぞれをバラバラに使うのではなく、身体全体でひとつの力をつくっていきます。


ボルダリングジムで、黒い長袖の男性が腕を伸ばして笑顔。背後に白い服の人、壁にカラフルなホールドと非常口表示。

カエル倒立で「手・肩甲骨・体幹」を確認

今回のトレーニングのひとつが「カエル倒立」。


クライミングのワークショップなのに倒立?そう思った方もいたかもしれません。ところが実際に行ってみると、手への荷重、肩甲骨のプロトラクション、下腹部の緊張、骨盤の位置など、クライミングに必要な身体操作の要素が詰まっています。


手も、指先だけで頑張るのではありません。手のひらのアーチをつくり、小指・薬指側を含めて床を押し、指の付け根で細かなバランスを調整します。普段、クライミングで何気なく使っている「手」を改めて観察する時間にもなりました。


今回の宿題は、カエル倒立を楽に10秒×5セット。見た目以上に、なかなか手強い課題です。


足が切れる原因は「足」だけとは限らない

下半身では、骨盤と重心について確認しました。


クライミング中に、「足が切れてしまう」「スタンスを踏み抜いてしまう」「つま先が外へ逃げてしまう」こうした現象も、単純に「足使いが悪い」で終わらせるのではなく、骨盤の位置や内もも、臀部、下腹部まで含めて考えていきます。


2人組で重心を確認するワークでは、身体が安定する位置に入れば、必要以上に力まなくても相手を支えられることを体感しました。これは壁の上でも同じです。


まず足側からポジションをつくる。重心を安定させる。そして、動かしたい手を自由にする。「頑張って止める」のではなく、「頑張らなくても止まれる位置」を探す。今回のCHIBATOREを象徴する考え方のひとつだったように感じます。


室内ボルダリングジムで、黒い長袖の男性が登る人を下で支え、カラフルなホールドの壁を見上げている。

腕立て・懸垂も「回数」よりフォーム

プランク、腕立て、懸垂、ストレッチ、そして易しいホールドを使った壁上での実践も行いました。


クライマーにはおなじみのトレーニングも、身体の位置を意識すると意味が変わります。回数を増やすことが目的ではありません。


正しい姿勢を維持できなければ、腕立ては膝をついて行う。懸垂も回数ではなく、ぶら下がった瞬間の骨盤や肩の位置を大切にする。壁の上でもホールドを強く握り直しながら登るのではなく、できるだけ一定の保持感のまま静かに動く。


難しいボルダー課題へ挑戦することだけが、クライミングを上達させる方法ではないことを改めて確認しました。


長くクライミングを楽しむための身体へ

今回、千葉さんから伝えられた内容の中で、ノットとして特に大切にしたいと感じたのが、「翌日も同じくらい登れる身体」という考え方です。


一日だけ全力を出して身体を消耗させるのではなく、無駄な力を減らし、効率よく身体を使う。指や手首、足など一部分だけに負担を集中させないことは、ケガを予防しながら長くボルダリングを楽しむためにも大切です。


ボルダリングハウスノットでも日頃から「登れた・登れなかった」だけではなく、その課題をどう登ったのかを大切にしています。今回のCHIBATOREは、さらにその手前にある、「そもそも自分の身体をどう使っているのか」に目を向ける2時間となりました。


ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。そして今回も、たくさんの気づきを与えてくださった千葉啓史さん、ありがとうございました。


カエル倒立10秒×5セット。参加された皆さん、宿題ですよ。次にノットで会ったとき、こっそり確認するかもしれません。


ボルダリングハウスノットでは、名古屋・円頓寺商店街で、ボルダリングを楽しみながら身体の使い方や基本動作を身につけられる環境づくりを大切にしています。ボルダリングが初めての方も、もっと上達したい経験者の方も、それぞれのレベルでクライミングをお楽しみください。


 
 

​最新の投稿

お

問い合わせ

Contact

スマホアイコン

初

Reservation

回​利用予約はこちら

ご予約

ご予約アイコン

RESERVATION

bottom of page